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「師匠!聴いてください!」
『三休、いったいどうしたんじゃ?』
「はい。来週、とっても大切なプレゼンがあるんです」
『なるほど。三休はあがり症だから失敗するんじゃないかと心配なんじゃな?』
「そうなんです!原稿もパワポも用意したし、練習もそこそこしたんです。でも、いざ本番になったら失敗してしまうんじゃないかと思うと不安になるんです」
『今までの失敗のつらい記憶がよみがえるということか?』
「ええ。ネガティブになっていても仕方ないからクヨクヨしないって心に決めるんです」
『ほう』
「ところがふと我に返ると、またクヨクヨしてるんですよ。なにかいい方法ありませんか?ありませんよねえ…」
『あるぞい♪』
「えっ!あるんですか?どうすればいいんです?」
『開きかけたドアに靴を突っ込むんじゃ』
「靴を突っ込むって…訪問販売のセールスマンみたいに?」
『そのとおりじゃ。三休はマインドフルネスを知っておるか?』
「ええ、まあ話には聞いたことがあります。瞑想とか座禅とかに関係あるんでしょ?」
『その通りじゃ』
「瞑想して心頭滅却して火もまた涼しの要領で精神集中して雑念を払えいうんですか?クヨクヨを吹き飛ばしてポジティブ思考で大丈夫だと自分に言い聞かせる?」
『心頭滅却したって火は熱いもんじゃ。うっかり涼しくなったりしたらやけどしてしまうわい。それと同じで不安なものは不安じゃよ』
「じゃあ?」
『マインドフルネスとは「今、ここ」の気付きじゃ。右往左往している瞬間には、自分が不安にとらわれていることには気付いていないんじゃ。つまりはマインドフルネスが足りないということじゃな』
「そ、そんな!自分が不安にとらわれてことぐらいちゃんとわかっていますよ!」
『そうかの?さっき自分で言ったではないか。ふと我に返ると、またクヨクヨしてる、とな』
「はあ。そうなんですよ」
『では、ふと我に返る直前までは、不安にとらわれクヨクヨしていたことには気付いていなかったことになるな♪』
「あっ!ううっ!そんなの言葉のあやですよ」
『そうかの?図星を刺されたという顔をしとるのう♪』
「で、それとマインドフルネスと何の関係が?」
『はっ!と我に返った瞬間はマインドフルネスである。自分がクヨクヨしていることを俯瞰し、客観的に見るチャンスが訪れたんじゃよ』
「客観的に観るチャンス、ですか」
『そう。ただしそのチャンスは一瞬じゃ。長くもっても三休ならせいぜい3秒ぐらいじゃろう』
「さ、三秒!」
『三秒をすぎればせっかく開いたマインドフルネスの扉は閉じてしまい、気付きは失われて、クヨクヨに戻ってしまうじゃろうな』
「そうか!だからとりあえず靴を突っ込めと?」
『おおっ!三休よ、勘が鋭いのう♪』
「ば、馬鹿にしてるんですか、師匠!」
『こうみえてわしは三休には期待しとるんじゃ。おぬしならば、きっとマインドフルネスをマスターできるじゃろう』
「で、靴を突っ込むって、具体的にはどうするんです?」
『ふぉ、ふぉ、ふぉ♪知りたいか?』
「も、もちろんですよ」
『それはのう♪』
「そ、それは!」
『三秒ルールじゃ』
つづく