マインドフルネスとは「今、ここ」の現実に気付き、客観視できることです。
マインドフルネスで「今、ここ」に生きることが心を健康に保ち、充実した人生をおくるカギです。
マインドフルネスは禅や瞑想の基本コンセプトです。心理療法としても注目され、Googleも社員研修に取り入れています。心のトリセツ研究所では日常生活の中で無理なくマインドフルネスを習得する方法を開発しました。
ネガティブ思考の原因とマインドフルネス
あなたはポジティブな人ですか?
それともついネガティブ思考してしまいがちですか?
「ネガティブ思考を手放してポジティブになりたい!」ほとんどの人はそう考えていると思います。
「決してくよくよしない」そう決意しても、ふと気づくとまたクヨクヨしていた!そんなことはありませんか?
「もう怒らないぞ」と決意して、怒りをぶつける前に三つ数えるとか、深呼吸しようと思っていても、怒りをぶつけてしまった後にふと我に返り、「しまった!」と思うことはありませんか?
ネガティブ思考を手放してポジティブになれない原因はマインドフルネスが足りないからです。マインドフルネスとは「今、ここ」の現実にリアルタイム、かつ客観的に気付いていることです。ネガティブ思考でクヨクヨしている時は「自分がネガティブ思考をかかえてくよくよしていること」に気づいていることがマインドフルネスです。
「待ってください!自分がクヨクヨしていることぐらい、ちゃんと気づいていますよ。ましてや怒っていることなんか気づいているにきまってるじゃないですか!」あなたはきっとそう言いたいでしょう。はたしてそうでしょうか?
「ふと気づくとまたクヨクヨしていた」のなら、ふと気づく直前までは自分がクヨクヨしていたことには気づいていなかったのです。
「怒りをぶつけてしまった後にふと我に返った」のなら、怒りをぶつけている最中は自分が怒っていることをリアルタイムでは客観視できていなかったのです。
「もうクヨクヨしない!」
「ポジティブに考える!」
「怒りをぶつける前に3つ数える!」
その尊い決意を思い出せるのは自分がクヨクヨしていることや怒っていることに気づいているときだけです。その気づきこそがマインドフルネスです。
マインドフルネスならどうなるのでしょう?
クヨクヨしていることに気づいた瞬間、怒っていることに気づいた瞬間にネガティブ思考から一歩はなれ、冷静な立場から客観的に観ることができます。その結果、あなたをがんじがらめに縛っているクヨクヨや怒りのパワーは半減します。
怒りを感じたら3つ数えるなどのテクニックを使えるのは、「自分が怒っていることに気づいている状態」のときだけです。つまりマインドフルネスのときだけ、怒りを手放すテクニックを使うチャンスがあるのです。しかし、マインドフルネスになれば怒りは静まりますから、結局、怒りを鎮めるテクニックは不要になります。
こんなにすばらしいマインドフルネスですが、欠点も2つあります。
ひとつはマインドフルネスは長続きしないことです。いったん我に返ってクヨクヨや怒りを手放しても、すぐにうわの空(マインドフルネスの反対)に戻ってまたクヨクヨし始めたり、またイライラが戻ってきてしまいます。
もう一つの欠点、それは上の空になっている時に、自分の意志でマインドフルネスの状態になることができないということです。なぜなら、「自分が上の空の状態であること」に気づけないからです。
マインドフルネスのチャンスはなかなかめぐって来ません。ネガティブ思考の最中にふと我に返る瞬間は貴重です。この貴重なマインドフルネスを鍛えて、一秒でも長続きさせ、一回でも多く経験したいと思いませんか?
マインドフルネスの修行法は昔から知られていました。それが禅であり、ある種の瞑想です。禅寺にこもり、また瞑想のためのリトリート(合宿訓練)に参加できる時間とお金のゆとりがある方はどうか参加してください。私も参加しました。そして、とてもすばらしい効果がありました。
しかし、その時間と費用のゆとりが無い人はどうしたらいいでしょう?
心のトリセツでは、日常生活でマインドフルネスを鍛える方法を研究しています。「今、ここ」に生きるマインドフルネスは心を健康に保ち、充実した、幸せな人生をおくるカギです。この講座でマインドフルネスを習得し、幸せを実現しましょう。