Q)心のトリセツ研究所の説明図で潜在意識の下に身体があるのはなぜですか?
顕在意識の下に膨大な潜在意識がある図は有名ですね。なぜその下に身体を書いてあるのか?それは刺激とエネルギーが身体を伝わって心に入り、そして身体を使って外に出ていくからです。
具体的に図を使って説明します。
左下から上に上がり右にうつって右下へと物語は展開します。
<例1>メールの返事がすぐに返ってこないという例を考えます。
左下の現実は
「メールの返事が来ない」
身体
「携帯を見て返事が来ないことを確認」
潜在意識の自己肯定感が弱い
「あるがままの自分は他人に受け入れてもらえないだろう」
思考
「嫌われたのかもしれない・きっと嫌われたんだ」
感情
「不安・悲しみ」
潜在意識
「やはり自分は他人に受け入れてもらえない」を上書き、強化
身体
「動悸や胃の痛み・エネルギーの低下」という反応
外界
「私のことが嫌いになったのね」発言や
「彼氏の携帯をチェックする」行動などをへて
「本当に嫌われる」という破局を迎える
<例2>友人がしてきたマフラーが昔大好きだった人のマフラーに似ていて知らず知らずのうちに気分が高揚したという例です。
例)
現実:
「友人が縞模様のマフラーをしてきた」
身体:
「縞模様のマフラーを見た」
潜在意識:
「憧れの先輩も似たマフラーをしていた。ただしその記憶は表面化しない」
思考:
「かっこいいマフラーだな」
感情:
「うきうき」
身体:
「高揚感→心拍上昇、皮膚の血行改善」
言動:
「そのマフラーいいわね♪」
外界、現実
「会話がもりあがる」
<例3>
その昔、子供のころに犬にかまれて痛い思いをして、いまだに小さな犬も怖いと言う人を考えてみます。
現実・外界
「小さな犬が目の前にいる」
身体
「小さな犬を見た」
潜在意識
「犬は怖いものである」という信念や弱い自己肯定感
思考
「かまれるんじゃないかな」
感情
「恐怖」
潜在意識
「やっぱり犬は怖い」という暗示の上書き・強化
身体
「緊張」
言動
「逃げる!」
外界、現実
「不安感が犬にも伝わって吠えられる!」
というわけで、刺激とエネルギーは
外界の現実→身体→潜在意識→顕在意識→潜在意識→顕在意識→身体→外界の順に流れているのです。