マインドフルネスで幸せになる!
マインドフルネスで幸せな社会を創る♪
心のトリセツ研究所の藤井です
前回までのお話のテーマはこれでした。
マインドフルネス3秒ルールのそのあとどうするか?その答えは、今までうわのそらモードでやっていたことをマインドフルにやる!つまり「今、ここ」を生きるです。
実はもうひとつの選択肢があります。
こんな質問をいただきました。
「たしかにマインドフルネスでネガティブ思考は軽くなります。でもまたすぐにうわのそらモードにもどってクヨクヨしちゃうんです。そのあとポジティブであり続けるコツはありませんか?」
初心のあいだ、マインドフルネスはかよわく、そして長続きしません。すぐにうわのそらモードにもどります。
マインドフルネスでネガティブ思考が手放されたら、そのあとすかさずポジティブに考えてみるというのはどうでしょう?
マインドフルネスはポジティブ思考ではありません。
マインドフルネスとはネガティブ思考しているときは自分がネガティブ思考していると気付いていること。そしてポジティブに考えてみようと頑張っているなら、ポジティブに考えようとしていると知っているのがマインドフルネスです。
とはいえ、頑張って意図的にポジティブ思考するにはマインドフルである必要があります。上の空なら、意図的にポジティブに考えてみることも不可能です。
そして、ここがとても大切なことですが、意図的に、マインドフルにおこなうことはすべてマインドフルネスを鍛える効果があります。
意図的にマインドフルにポジティブ思考するのはマインドフルネスを鍛える上にポジティブな気分にもなれるので一石二鳥ですね。
「ポジティブ思考?コップ半分の水をまだ半分入っていると考えること?」
そうです。もう半分しかないと考えて不安になるよりも、まだ半分も残っていると考えて感謝するほうがポジティブな気分になれますね。
人はそれぞれ今までの経験から自分なりの弱点やネガティブになりやすい思考の癖があります。
コップ半分の水をみて
「もう半分しか残っていない」と考え悲しくなる人もいれば、「だれが私の水をのんだ?」と人を批判、攻撃して怒りが出る人もいます。
自分なりのネガティブ思考のパターンを知っておくと、ネガティブ思考の最中に「はっと我に返る」確率が高くなります。
知識は力です。
認知行動療法ではネガティブ思考を認知のゆがみとして10のパターンに分けて解説しています。認知とは考え方のこと。つまり認知のゆがみとはあるがままの現実をあるがままとらえるのではなく、ネガティブにとらえてしまうパターンのことです。
「10もあるんですか!覚えるのが大変だ!」
というわけで、ネガティブ思考のパターンについて解説します。
何のためか?うわのそらモードでネガティブ思考にとらわれている瞬間に「はっ!」と我に返れるようにするためです。つまり、マインドフルネスになりやすくするためです。
明日につづく