指さし確認

<ここまでのあらすじ>

マインドフルネスであれば自分を客観視できます。一歩引いた視点から少し冷静に物事を見ることができれば、ネガティブ思考やネガティブ感情からも距離を置いて手放すチャンスが訪れます。

ところがマインドフルネスは長続き続きしません。そこで昨日はハッと我に返った瞬間、すなわちマインドフルネスの扉が開いた瞬間をとらえて逃さないように靴を突っ込むまででした。

 

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「師匠!靴を突っ込みました。そのあとどうすればいいんですか」

『おおっ!三休よ、一晩中靴を突っ込んだままで続きを待っとったんか。大変じゃったのう』

「そんなわけないじゃないですか。それはさておきその先は?」

『そうじゃのう。いろんな手があるが、この話の流れでいえば指さし確認がええじゃろう』

「指さし確認?」

『おや?三休は指さし確認を知らんのか?国鉄の職員がスイッチをいれたりドアをしめたりするときに指をさして口に出して確認するあれじゃよ』

「し、知ってますよ。それにいまどき国鉄なんて言いませんぜ。師匠!」

『むう!では指さし確認をしてみい!』

「えっ?」

『だから指さし確認してみるんじゃ』

「えーと、なにを確認するんです?」

『何を言っとるんじゃ?この話の流れからいってあれに決まっとるではないか!カンが悪いのう!』

「えーと…」

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

続きはブログにて

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「もしかして靴…ですか?」

『カンが戻ってきたようなじゃ♪そのとおり、靴じゃ。ドアに突っ込んでいる靴を指さし確認しておくんじゃ。ほれ!』

「えーと、靴よーし」

『こりゃ!文字通り靴を指さし確認してどうするんじゃ』

「ですよねー。なんか変だと思った。で?何を?」

『ハッと我に返った瞬間、つまりマインドフルネスの扉が開いてくれたわけじゃ。三休はその気づきが失われる前にとりあえずは靴を突っ込んだわけじゃな?』

「はい」

『もちろん、靴というのはメタファーじゃ。この場合は何のメタファーかの?』

「ええと…」

『うわのそらモードで次から次へとネガティブ思考している時、自分がネガティブ思考しているという気付きは失われておる。そこに一瞬の気付きが訪れたわけじゃ。それがハッと我に返った瞬間のマインドフルネス体験じゃ』

「はい」

『じゃから、マインドフルネス体験が来た!と指さし確認するんじゃよ』

「どこを指さすんです?靴ですか?」

『どこも指ささんでよい。靴も指さすもメタファーなんじゃ。この場合は、このハッと我に返った=マインドフルネスに対して、これは貴重な、得難いマインドフルネスなのであーると再確認するのじゃ』

「えーと、何のために?」

『そもそも指さし確認とは?スイッチを押したり扉をしめたりしたという気付きを強めて確かめるためのものじゃ。この場合は…』

「あっ!そうか♪マインドフルネスが来ましたよっていう気付きを強めるのが目的ですね」

『その通り!三休のようなネガティブ思考のものは、せっかくマインドフルネスになっても、ほっておけばすぐにうわのそらモードに戻ってまたクヨクヨし始める。じゃから、とりあえず突っ込んだ靴にたいして、指さし確認しておくんじゃ』

「靴突っ込みました?」

『ちがう!「これはマインドフルネスである!」と口に出して言うておくのがおススメじゃ』

「なるほど~。気付きを強めるために指さし確認!覚えました。ほかにもテクニックがあるんでしょ?もっと教えてくださいよ」

『ふうむ。ではこんなのはどうじゃ?名付けてイチロー作戦』

 

続くかも♪

 

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マインドフルネスで恐怖に打ち勝つ

三休の著書紹介

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「今日も師匠と二人で私の書いた本の紹介をさせていただきます。師匠、よろしくお願いいたします」

『うむ。さっそくじゃが三休よ、この本で一番言いたかったことは何じゃ?』

「理解できないものは恐い。そして理解できたら恐くなくなるということですね」

『では正体がわからないから怖いんだと。正体が分かればもう怖くない?』

「実際に目の前に腹をすかせたオオカミだとかDVの加害者がいるなら別ですけどね。たいていは恐れているものの正体がわかると怖くなくなるケースが多いんですよ」

『ふうむ。それだけならなんで一冊の本に書いたんじゃ?』

「実際は恐れている真っ最中は恐れに巻き込まれてしまい、客観的に対象を見れなくなるんです。さらに…」

『さらに?』

「自分が恐れている瞬間にリアルタイムで恐れていることに気付けないんですよ」

『ほほう。それはマインドフルネスと関係がありそうじゃな♪何か具体的な例はないかの?』

「たとえば暗い夜道で何か白いものがガサガサっとゆれています!だれしも恐くて逃げ出したくなる場面ですね」

『そうじゃな』

「ここで逃げれば恐怖心は倍増します。怖いからと言ってガサガサを見ないようにしていても、心は恐怖の対象にわしづかみにされています」

『ふむ』

「ここで思い切って何がゆれているのかを確かめることもできます。すると、スーパーのレジ袋が風に揺れていたり、猫がじゃれているだけだったりします。それがわかると、とたんに恐怖心は消失します」

『なるほど』

「マインドフルに恐怖している自分に気付けば、恐怖の対象に直面するという選択肢も出てきます」

『うわのそらモードなら後先考えずに逃げてしまうというわけか』

「これは単純な例ですね。実際は子供のころからの潜在意識への書き込みで簡単には直面できないものもあるでしょう」

『そうじゃろうな。そんな時の対策も書いてあるのか?』

「もちろんです。ドラクエに学ぶ恐怖の克服法を紹介しています」

『ド、ドラクエに学ぶ?いったいどんな方法じゃ?』

「ふぉ、ふぉ、ふぉ♪それは本書を読んでのお楽しみじゃよ」

『むむ、猪口才な!それはわしのまねか!!』

「ははは♪というわけでつづきはマインドフルネスで恐怖に打ち勝つをどうぞ♪」

 

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靴を突っ込む♪

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「師匠!聴いてください!」

『三休、いったいどうしたんじゃ?』

「はい。来週、とっても大切なプレゼンがあるんです」

『なるほど。三休はあがり症だから失敗するんじゃないかと心配なんじゃな?』

「そうなんです!原稿もパワポも用意したし、練習もそこそこしたんです。でも、いざ本番になったら失敗してしまうんじゃないかと思うと不安になるんです」

『今までの失敗のつらい記憶がよみがえるということか?』

「ええ。ネガティブになっていても仕方ないからクヨクヨしないって心に決めるんです」

『ほう』

「ところがふと我に返ると、またクヨクヨしてるんですよ。なにかいい方法ありませんか?ありませんよねえ…」

『あるぞい♪』

「えっ!あるんですか?どうすればいいんです?」

『開きかけたドアに靴を突っ込むんじゃ』

 

DSC_0635

「靴を突っ込むって…訪問販売のセールスマンみたいに?」

『そのとおりじゃ。三休はマインドフルネスを知っておるか?』

「ええ、まあ話には聞いたことがあります。瞑想とか座禅とかに関係あるんでしょ?」

『その通りじゃ』

「瞑想して心頭滅却して火もまた涼しの要領で精神集中して雑念を払えいうんですか?クヨクヨを吹き飛ばしてポジティブ思考で大丈夫だと自分に言い聞かせる?」

『心頭滅却したって火は熱いもんじゃ。うっかり涼しくなったりしたらやけどしてしまうわい。それと同じで不安なものは不安じゃよ』

「じゃあ?」

『マインドフルネスとは「今、ここ」の気付きじゃ。右往左往している瞬間には、自分が不安にとらわれていることには気付いていないんじゃ。つまりはマインドフルネスが足りないということじゃな』

「そ、そんな!自分が不安にとらわれてことぐらいちゃんとわかっていますよ!」

『そうかの?さっき自分で言ったではないか。ふと我に返ると、またクヨクヨしてる、とな』

「はあ。そうなんですよ」

『では、ふと我に返る直前までは、不安にとらわれクヨクヨしていたことには気付いていなかったことになるな♪』

「あっ!ううっ!そんなの言葉のあやですよ」

『そうかの?図星を刺されたという顔をしとるのう♪』

「で、それとマインドフルネスと何の関係が?」

『はっ!と我に返った瞬間はマインドフルネスである。自分がクヨクヨしていることを俯瞰し、客観的に見るチャンスが訪れたんじゃよ』

「客観的に観るチャンス、ですか」

『そう。ただしそのチャンスは一瞬じゃ。長くもっても三休ならせいぜい3秒ぐらいじゃろう』

「さ、三秒!」

『三秒をすぎればせっかく開いたマインドフルネスの扉は閉じてしまい、気付きは失われて、クヨクヨに戻ってしまうじゃろうな』

「そうか!だからとりあえず靴を突っ込めと?」

『おおっ!三休よ、勘が鋭いのう♪』

「ば、馬鹿にしてるんですか、師匠!」

『こうみえてわしは三休には期待しとるんじゃ。おぬしならば、きっとマインドフルネスをマスターできるじゃろう』

「で、靴を突っ込むって、具体的にはどうするんです?」

『ふぉ、ふぉ、ふぉ♪知りたいか?』

「も、もちろんですよ」

『それはのう♪』

「そ、それは!」

『三秒ルールじゃ』

つづく

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