自分に微笑む

先日、ある人から聞いた話です。

その方はその昔、他人の振舞を見て、とてもイライラされる方でした。たとえばドアを開けっ放しにしているのをみては、「なぜきちんとしめないのか!」とイライラしてわざとドアをバタンと閉めたりすることもあったとか。

そんな彼が取り組んだのは、「自分に微笑みかける」というエクササイズでした。ドアを開けっ放しにしているのを見てイライラしている自分に微笑みかける。イライラさせた相手ではなくイライラしてしまった自分に微笑みかけるのですね。まずイライラしてしまった自分を許すんです。

「汝の敵を愛せ」とキリスト様は言われました。そんなことは誰でも知っています。しかし知識で知っていても、頭でわかってはいても実際にはとても難しいでしょう。

「イライラさせたあいつ」を愛するのはとても難しいことです。「許してやろう…」と頭で考え、「許してやる」と口で言えても、それはたんに我慢しただけで、心の中には怒りが残りそうです。

まずはイライラしてしまった自分を癒す。そのために自分に微笑みかけるんですね。そして心が穏やかになった時に初めて相手を許すこと、愛することを始める扉の前に立てるのだと思います。

マインドフルネス瞑想の前に「慈悲の瞑想」を唱えることをお勧めしています。その慈悲の瞑想はまず自分が幸せであることを祈ります。そのあとは自分の親しい人たち、生きとし生けるものの幸せを祈ります。自分が嫌いな人の幸せを祈るのはそのあとなのです。

自分が幸せだから、ほかの人の幸せを祈れるのです。そのためにまず怒ってしまった自分を許し、癒すために自分自身に微笑みかける。

とてもすばらしいお話を聴くことができました。ありがとうございました。

 

慈悲の瞑想はこちら

http://xn--u9j9h1ao4on18y.com/?p=111

 

一寸先は?

一寸先は?…パラダイス♪

一寸先は…といえば「闇」とつい連想してしまいますね!ところが…

鹿児島のローカルFM曲のDJ、ポッキーさんの放送はいつも元気いっぱいでポジティブな言葉にあふれています。

「一寸先は?…パラダイス♪」というのも彼の得意なフレーズです。だれもが知っている「一寸先は闇」をもじり、予想外の結末でとてもインパクトのある言葉です。

「さずかった婚」

これも彼の放送で聞いた言葉です。「できちゃった婚」を言い換えた言葉ですね。

行き当たりばったりで無責任な「できちゃった婚」のイメージが、とたんに神聖で神々しいものに変わりました。コペルニクス的な発想の転換ですね。

言葉の力は偉大です。言う人、聴く人双方の心に与える影響はとても大きいでしょう。

ネガティブなことを言えば(聴けば)ネガティブな気分になってネガティブな現実を引き寄せます。ポジティブな言葉はポジティブな感情を増幅させて嬉しいことがおこるでしょう。

私はわたし自身と私の大切な人のため、なるべくポジティブな言葉をしゃべるようにしています。

ポジティブな言葉をしゃべるように心がけることで、マインドフルネスも同時に鍛えられます。マインドフルでなければうっかりネガティブなことを言ってしまいますから。

やがて、自分や他人のネガティブワードが引き金となってマインドフルネスのスイッチが入るようになります。

ワンモアチャンス♪

ジムのインストラクターのIさんのこと。

IさんはBodycombatなどのスタジオプログラムの指導をするときに参加者の気持ちを盛り上げるのがとてもうまいんです。今日は手をぬこうとか不埒なことを考えていても、いつの間にか全力を出し切ってしまいます。それも気持ちよく♪

私がへとへとになって手を抜きたくなった来るとジャストのタイミングで「ワンモアチャンス♪」

neko

「あと一回だから頑張れ!」じゃなくて、あと一回ベストを尽くすチャンスがあるんだというわけです。その声に乗せられ、力いっぱい最後のパンチを気持ちよく繰り出せるんです。

エクササイズを終わるときに、あと一回だからとへたり込むようにパンチをだすのか?それともあと一回本気を出すチャンスがあるんだと思って思いっきり全力をだせるのか?

彼の「ワンモアチャンス♪」を聴くと心が奮い立って気持ちよく頑張れちゃいます。