子供が予防注射を怖がるとき

マインドフルネスで幸せになる!
マインドフルネスで幸せな社会を創る♪
心のトリセツ研究所
精神科医の藤井英雄です

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そろそろ予防注射の季節ですね

予防注射がいいとか悪いとかの議論はおいときます

昨日は自分が予防注射が怖い時のヒントでした。

<予防注射ダダダダの法則とマインドフルネス>


1)予防注射ダダダダの法則と
2)それでも残る怖さを客観視するマインドフルネス

 

今日は子供が怖がって泣き出した時のヒントです。

 

たとえば小さい子が注射が怖くて泣いているときに

「怖くないから」とか

「痛くないから」と気持ちを無視するのではなく、

「注射が怖いんだね」とか

「痛いのが嫌なんだね」と気持ちを汲んであげるんです。

すると、とりあえずは

「お父さん(お母さん)が気持ちをわかってくれた♪」

と少し安心します。

そこで注射の必要性や価値観をきちんと説明します。

さて、それでいつもうまくいくのかと問われれば、

それはどの程度子供の気持ちを汲めたか、

どれだけ信頼されているのか、

どれだけ医者が嫌なのかにもよるので

なんとも言えません (^^ゞ

以上はカウンセラーが普段使っている

基本的なテクニック「傾聴」です。

さて、それを

自分の心や感情に対して行うのがマインドフルネスです。

不安や恐怖を感じているときに歯を食いしばって

「こ、怖くないぞ!」

と自分に言い聞かせるのではなく、

「そうか、自分は今、恐怖を感じているんだなあ」

と自覚すると

その恐怖から一歩引いてちょっとだけ

客観的、冷静な視点を取り戻すことができるのです。

子供が「わかってもらえた♪」と少し安心するのと一緒です。

悲しみ、怒り、嫉妬などのネガティブな感情もまた同様です。

 

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