A マインドフルネスとは何かに集中していることではありません。何かに集中しているときに、自分が集中していることに気付いていることです。
何かに集中しているときは集中していると知り、集中できないなら集中できていないと気付いているならマインドフルネスです。
たとえば、料理をしているなら「自分は今、料理をしていると気付いている」ことです。
一見、あたりまえの事のようですが、上の空モードになると、考え事に気を取られて鍋が噴きこぼれたり、指を切ったりします。
たとえば、運転をしているなら「自分は今、運転をしていると気付いている」ことです。
一見、あたりまえの事のようですが、上の空モードになると、考え事に気を取られて気づいたら目的地についていたり、携帯に気を取られて事故を起こしたりします。
「自分は今、料理をしている」
「自分は今、運転をしている」
と言語化できるなら、
かなり高い確率でマインドフルネスです。
集中できていてもマインドフルネスではないということもあります。
一心不乱に勉強していて、ふと我に帰ると2時間もたっていたという状況を考えてみれば、集中はしていても集中して勉強していることには気付いていなかったのでマインドフルネスではなかったといえます。
集中は瞑想のとても大切な側面ですが、それだけではマインドフルネスではありません。
自分が何かに集中していることを知っている(何に集中している か言語化できる)かどうかがマインドフルネスの目安になります。
集中して瞑想していてもマインドフルネスではないということもあります。