ここでもう一度心のトリセツの全体像を俯瞰しておきましょう。今日も師匠と二人で解説します。
「師匠!今日もよろしくお願いします。さっそくですがこの図について教えてください」
『おおっ!これは心のトリセツの全体像ではないか。何を聴きたいんじゃ?』
「顕在意識と潜在意識に分かれている図はよく見ますけど、その下に身体があるのってあまり見たことないです」
『心身一如というての、身体と心は一つでありわけて考えることはできん。たとえば身体の調子が悪ければ心も引きずられて憂鬱になるし、それに』
「悩んでいたら身体の調子も悪くなるというわけですか!」
『おう、その通りじゃ。よくわかっておるではないか。一番下にあるのは身体が基本だからじゃな』
「すると、身体の健康が一番大切だと?」
『いや、顕在意識、潜在意識、身体の3つとも大切じゃ。だから心のトリセツでは3つそれぞれについてアプローチする方法を紹介しておる。じゃが、あえてひとつあげろと言われれば、顕在意識のマインドフルネスじゃのう』
「どうしてです?」
『マインドフルネスが途切れてうわのそらモードになると、潜在意識の自己肯定感が弱いものはついうっかりネガティブ思考にはまりがちだからじゃよ。するとさらに自己肯定感が弱くなってしまう』
「マインドフルに生きることで自己肯定感も強くできるということですね」
『そのとおり。それに、うわのそらモードでクヨクヨしていると身体にもよろしくない影響がでてくるからのう』
「マインドフルネスが身体の健康にもいい影響を与えると?」
『そのとおりじゃ』
「ところで、この一番上の?クエスチョンマークです。ここに何が入るんです?」
『ふぉ、ふぉ、ふぉ♪それはクイズじゃよ。答えを言ってしまったら面白くないじゃろ?』
「ええっ!気になりますよ。ヒントください!」
『それはのう…とてもいいものじゃ♪』
☆つづき☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「いいもの?お金ですか」
『ほほう♪三休はお金が好きか?ええじゃろう。身体の健康と強い自己肯定感、そしてマインドフルネスがあれば富も手に入れられるであろう。だがもっといいものじゃ』
「もっと、いいもの?じゃあ、名声ですか?」
『ううむ、三休よ。富と名声とはおぬしの頭の中はわかりやすいのう♪もちろん、名声を得るチャンスも増えるじゃろうな』
「んんっ!じゃなんですか?」
『幸せじゃよ』
「なるほど!富や名声があっても幸せとは限りませんね。たしかに身体の健康と強い自己肯定感、そしてマインドフルネスがあればしあわせになれそうですね」
『うむ。三休よ、マインドフルネスの修行に励むのじゃ』
「ラジャー♪」