ざ・心のトリセツ2
自己肯定感
心のトリセツの全体像を振り返っています。前回は私、三休がついクヨクヨしているのはマインドフルネスが足りないからだと指摘を受けたところまでです。ところがマインドフルネスだけではクヨクヨが止まらないと師匠はいいます。なぜ?
『三休がクヨクヨ考えてしまうのにはわけがあるんじゃ!』
「ど、どんなわけが?」
『偽りの鎧じゃ!』
「偽りの鎧…って?」
『偽りの鎧を説明するには、まず潜在意識の自己肯定感について説明が必要じゃな』
「あっ!潜在意識なら知ってますよ。自分では認識できない心の領域でしょ?で、自己肯定感ってのは自分を肯定したり大切に思ったりできる力ですね」
『ほほう。よく勉強しておるのう。では三休よ具体的に聞いてみよう。どんな時にクヨクヨするんじゃ?』
「ええと、そうですねえ…。あっそうだ。だれかに話しかけたい時ですね」
『んっ?もうちょっと詳しく話してみい』
「話しかけちゃ迷惑かなって考えちゃうんです。頼み事をしなくちゃいけないときは特にですね」
『ほほう、なぜ迷惑になると考えるんじゃ?』
「ええと…なんとなくです」
『迷惑だったらどうなる?なぜクヨクヨするんじゃ?』
「断られたり、邪険にされたり、無視されたりするかもしれないじゃないですか」
『邪険にされたり無視されたらどう感じる』
「きっと悲しいでしょうね」
『それで話しかけることを躊躇するんじゃな?』
「はい。実際に話しかけられないこともあります」
『それじゃ!』
「ど、どれです?」
つづきはこちら♪
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『それが偽りの鎧なんじゃ』
「へ?全然わかりませんよ?」
『三休は無視されるのが怖い。無視されて傷ついたりしたら、ただでさえ弱い三休の自己肯定感はさらに弱くなるじゃろう』
「えっ!私って自己肯定感が弱かったんですか!」
『何をいまさら言うておるんじゃ。無視されたらどうしようとクヨクヨしておる三休の自己肯定感のどこが強いんじゃ』
「そ、そうですか。そりゃ知らなんだ…」
『その弱い自己肯定感がさらに弱くならないようにするにはどうすればよい?』
「えーと、自己肯定感を強くすればいいんじゃないですか?」
『そのとおり!じゃが…それには欠かせないものが2つある』
「そ、その二つとは?」
『ひとつは自己肯定感を強くしたいという戦略』
「自己肯定感を強くするための戦略?たとえば?」
『単純な例でいえばクヨクヨしている時にポジティブに考えてみるとか、イライラしている時に深呼吸してみるとかじゃな』
「もう一つは?」
『マインドフルネスじゃ』
「えっ?マインドフルネスも関係するんですか?」
『そうじゃ。マインドフルネスとは何じゃった?』
「えーと、マインドフルネスとは今ここの現実にリアルタイムかつ客観的に気付いていることです」
『そうじゃ。具体的には三休がクヨクヨしている時に、自分がクヨクヨしていると気付いていることじゃ』
「な、なるほど!怒っていることに気付かなければ深呼吸することも思い出せないというわけですね」
『そのとおりじゃ。怒りやクヨクヨへの対処法を知っておっても思い出せなければ使えんじゃろう。自己肯定感を強めるコツは、マインドフルに自己肯定感を強める戦略を実行することじゃ』
「なるほどね。ところで、偽りの鎧って?」
『それは次回のお楽しみじゃ♪』
結局「偽りの鎧」が何かについては今回は語られることはありませんでしたね。次回こうご期待。