ざ・心のトリセツ3
偽りの鎧
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心のトリセツの全体像を振り返っています。
第1回 マインドフルネスとは何か
第2回 自己肯定感を強化する方法
今回は偽りの鎧について
「ところで、偽りの鎧って?」
『三休が気軽に話しかけることができないのはなぜじゃった?』
「ええと、拒絶されたり無視されたりしたら嫌だからです」
『なぜ拒絶されると思うんじゃ?』
「自己肯定感が弱いからです」
『自己肯定感が弱いと拒絶されるのが怖くなるんじゃな。ではなぜ自己肯定感が弱くなったんじゃ?』
「ええと…なぜです?」
『それはのう、拒絶されたり無視されてつらい思いをしたことがあるからじゃよ』
「拒絶されたから自己肯定感が弱くなり、自己肯定感が弱いから拒絶されるのが怖くなるって、それじゃあ鶏が先か卵が先かって話と一緒じゃないですか」
『そのとおりじゃ。さらにこわいのはネガティブスパイラルじゃ』
「ネガティブスパイラルって?」
つづきはこちらから
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ちがうのは拒絶される→自己肯定感が弱くなる→拒絶されるのが怖くなる→』
「ネガティブスパイラルって?」
『ネガティブスパイラルとはこれじゃ!拒絶されるのが怖い→拒絶されそうなことを避ける→もっと怖くなる→さらに避ける→もっともっと怖くなる→さらにさらに避ける→もっともっともっと…』
「なるほど、怖くて避ければ避けるほど怖さがつのるというわけですね。たしかにネガティブスパイラル!」
『しかもこのスパイラルは一回転するごとに自己肯定感がさらに弱くなるというおまけ付きじゃ!』
「むむう」
『不安や恐怖を感じたときに避けるのはなぜか?それは自分が傷つくのを防ぐための一時的な方法じゃった。いわば危険から身を守る鎧じゃ』
「な、なるほど!」
『ところがこの鎧、使えば使うほど自己肯定感が弱くなってしまう。だからわしはこれを偽りの鎧と呼んでおる』
「じゃあ偽りの鎧を脱げと?つまり、不安や恐怖に打ち勝って果敢に挑戦せよと?」
『その通りじゃ。そのための戦略も教えてしんぜよう。じゃが、その前にとても大切なことがある』
「マインドフルネスですね!」
『おおっ!三休よ。今日はさえておるのう。マインドフルでなければ不安や恐怖の真っ最中に戦略を思い出すこともできずに偽りの鎧に逃げ込んでしまうじゃろう』
「わかりました!まずはマインドフルネス。そして偽りの鎧を脱ぐための戦略ですね」
『マインドフルネスとは今ここの気付きじゃ。つまり顕在意識の領域の話じゃな。そして自己肯定感とは知らず知らずのうちに自分を支配しているものじゃ。すなわち潜在意識の話なんじゃ』
「自分で認識できる部分が顕在意識、認識できない部分が潜在意識でしたね。あれ?心のトリセツの全体像の図を見ると、その下にさらに体がありますね」
『おおっ!気付いたか。ますます鋭いではないか!』
「いや、普通に気付きますって。でも、なんでこんなところに身体があるんです?」
『ふぉ、ふぉ、ふぉ♪それはのう…』
続く