質問に答えることがインスピレーションのヒントになることが多く、とても楽しみです。今回も質問をいただきました。
Q マインドフルネスは宗教ですか?
A マインドフルネスは心の状態です。
「今、ここ」の現実にリアルタイムかつ客観的に気付いているという心の状態がマインドフルネスです。
その状態に至る方法がいろいろありますが、その中の一つが座禅や瞑想です。
マインドフルネスはお釈迦様が悟りを開かれた時の瞑想に起源があり、仏教の枠組みの中で伝えられてきました。
その結果、マインドフルネス=仏教というイメージが強いです。座禅や瞑想はマインドフルネスという心の状態になるためにとても有効な方法です。
その一方、マインドフルネスは心の状態であり、宗教とだけ関係があるものではないとも言えます。
日常生活の全てのことは、うわのそらモードでやってしまうこともあれば、マインドフルに行うこともできます。
掃除を、選択を、仕事を、子育てを、食事を、そして呼吸法やヨガや瞑想をマインドフルに行えば、それがすなわちマインドフルネスを強化するエクササイズになります。
それは宗教とは無関係です。瞑想を宗教とは無関係に行うことも可能です。
つまりマインドフルネスを宗教を通じて学ぶこともできれば、宗教とは無関係に日常生活の中で学ぶこともできるのです。
心のトリセツ研究所では宗教とは無関係に日常生活の中にマインドフルネスを取り入れる方法を研究しています。